皆さんこんにちは。
神奈川県秦野市を拠点として、注文住宅や新築工事やリフォーム・リノベーション工事を手掛ける株式会社中商です。
フローリングの継ぎ目や床の一部が盛り上がってしまい、「新築なのにどうしてこうなるのか」「自分で直せるのか」と悩んでいる方もいるでしょう。特に無垢フローリングや床暖房のある住宅では、湿気や乾燥による膨張・収縮が原因で、突き上げや隙間が発生しやすくなります。
この記事では、フローリングの盛り上がりや継ぎ目の問題の原因から、具体的な補修方法や張り替えのタイミング、再発を防ぐ生活環境の工夫までをわかりやすく解説します。戸建て住宅にお住まいで、フローリングのトラブルを予防・修理したい方はぜひ参考にしてみてください。
■フローリングが盛り上がる原因
フローリングの表面が部分的に盛り上がる現象は、戸建て住宅でも新築の場合に発生することがあります。この盛り上がりは、木材や床材が水分や湿気の影響で膨張することが主な原因です。特に無垢フローリングは乾燥や湿度の変化に敏感で、施工後しばらくして床下や室内の環境によって反りや突き上げが起こることがあります。複合フローリングでも下地の状態や張り方によって浮きやすい箇所が出ることがあります。
・新築で盛り上がりの原因
新築の住宅では、施工後に床材が乾燥していく過程で木材が収縮することがあります。逆に施工時に床材に残った水分や湿度の高い環境によって膨張し、継ぎ目に隙間や盛り上がりが発生する場合もあります。特に床暖房があるフローリングでは熱による膨張も加わり、部分的な反りや浮きが起きやすくなります。
・2階床やコンクリート床での違い
2階の床やコンクリート下地の住宅では、床下の通気や湿度の状況によって盛り上がりが起こる可能性が高まります。コンクリート床は水分を吸いやすく、湿気が溜まると木質フローリングが膨張して突き上げが発生します。2階床では下階への防音や荷重の影響で部分的に浮きやすい箇所が出るため、施工やリフォームの際には張り替えや補修方法を事前に理解しておくことが必要です。
■継ぎ目の突き上げや隙間の原因
フローリングの継ぎ目に隙間や突き上げが発生する原因は、木材や床材の特性、施工環境、住宅の湿度管理など複合的な要素が関係しています。無垢フローリングは乾燥や湿気による膨張・収縮が大きく、張り替えや補修を行わないまま放置すると部分的な浮きや反りが起こりやすくなります。また、床下の通気不足や水分の滞留も継ぎ目の問題を引き起こす要因です。フローリングの材質や施工方法を理解することは、トラブルの予防や修理の必要性を判断するうえで重要です。
・フローリング材の伸縮や劣化
木質フローリングは湿度や水分により膨張・収縮する性質があります。特に無垢フローリングでは、直射日光や床暖房による乾燥で部分的に反りやすく、劣化が進むと隙間が広がり、盛り上がりが発生することがあります。複合フローリングも同様に下地の状態によって浮きやすい箇所が出るため、施工段階から十分な注意が必要です。
・施工不良や床下環境の影響
施工時の張り方や接着の不十分さ、下地の凹凸なども突き上げや隙間の原因になります。特に床下の湿度が高い住宅では、水分が床材に吸収されて膨張しやすく、部分的な盛り上がりにつながります。リフォームや補修を依頼する際は、施工状態や床下の状況を確認して適切な対応方法を選ぶことが大切です。
■カビや段差などのトラブルを見分ける方法
フローリングの継ぎ目や床表面に現れるカビや段差は、見た目だけでなく住まいの環境にも影響を与える重要なサインです。部分的に浮きやすい箇所や隙間は、湿気の滞留や床下の通気不足によるトラブルの可能性があります。カビは水分や湿度が高い状態が続くと発生しやすく、放置すると木材の劣化やフローリングの反りを引き起こすことがあります。段差は施工不良や床材の膨張、下地の不均一によって起こるため、発生状況を正しく理解することが重要です。
・カビ発生原因
継ぎ目にカビが発生する原因は、湿気や水分の停滞です。特に無垢フローリングや木質フローリングでは、湿度が高い箇所に水分が残ると表面や継ぎ目にカビが繁殖します。床暖房や直射日光による乾燥と湿気の変化も影響するため、生活環境の管理がカビ予防に欠かせません。
・段差や隙間のチェックポイント
段差や隙間を確認する際は、歩行時の感触や目視で異常のある箇所を特定します。床材が浮いている場合や継ぎ目に大きな隙間ができている場合は、施工不良や膨張による突き上げが考えられます。部分的な修理や補修方法を検討するために、問題の範囲と原因を理解することが必要です。
■フローリング盛り上がりの直し方
フローリングの盛り上がりは、放置するとトラブルや劣化のリスクが高まります。部分的な浮きや突き上げは、原因に応じて適切な対応方法を選ぶことが重要です。自分で直せる場合もありますが、施工不良や床下環境が関わる場合はリフォーム業者に依頼するほうが安全です。補修や張り替えの判断は、現象の範囲や床材の状態を確認して行います。
・自分でできる簡単な修理方法
軽度の盛り上がりや隙間は、乾燥や湿度調整で改善する場合があります。部屋の換気や湿度管理を行い、直射日光を避けることで木材の膨張や反りを軽減できます。小さな段差や隙間は、専用のフローリング用パテや補修材で部分的に補修する方法もあります。
・業者に依頼する場合のポイント
施工不良や床下の湿気による盛り上がりは、自力での対応が難しいことがあります。リフォーム業者に依頼する場合は、張り替えの必要性や補修方法、費用の目安を確認しましょう。床下環境や下地の状態をチェックしてもらうことで、再発リスクを減らせます。
・補修と張り替えのタイミング判断
盛り上がりが広範囲に及ぶ場合や、劣化が進んでいる場合は部分補修よりも張り替えが必要です。床材や継ぎ目の状態を確認し、膨張や反りが改善されない場合はリフォームのタイミングと考えましょう。適切なタイミングで対応することで、住まいの安全性とフローリングの寿命を保てます。
■フローリングの盛り上がりを防ぐ方法
フローリングの盛り上がりを防ぐには、施工段階から生活環境までトータルで対策することが大切です。床材の特性を理解し、湿度や水分の管理を適切に行うことで、部分的な反りや突き上げの発生を抑えられます。また、下地や床下の状態を確認し、施工不良や膨張のリスクを最小限にすることも重要です。
・生活環境や湿度管理の工夫
室内の湿度は40〜60%を目安に管理すると、無垢フローリングや木質フローリングの膨張や反りを抑えやすくなります。換気や除湿器を活用し、直射日光が長時間当たる場所はカーテンで調整すると良いでしょう。床暖房を使用する場合も、温度変化による膨張を考慮して徐々に暖めることが効果的です。
・リフォーム時の製品選びの注意点
張り替えや新規施工の際は、フローリングの材質や防湿性能を確認することが必要です。複合フローリングや無垢フローリングでも、膨張に強い製品を選ぶことで、将来的な浮きや継ぎ目の突き上げを防止できます。施工方法や下地の調整も含めてリフォーム会社に相談することが、長持ちするフローリングのポイントです。
■まとめ
フローリングの継ぎ目の盛り上がりや突き上げは、住宅におけるよくあるトラブルですが、原因を理解することで適切に対応できます。主な原因は木材や床材の膨張・収縮、施工不良、湿気や床下環境の影響です。新築でも発生することがあり、特に無垢フローリングや床暖房のある住宅では注意が必要です。
部分的な浮きや隙間は、換気や湿度管理、直射日光の調整で改善できる場合がありますが、広範囲に及ぶ場合や下地の問題が関係する場合は、リフォーム業者に依頼することが安全です。
補修や張り替えのタイミングを見極めることが、フローリングの寿命を延ばすポイントです。
施工や製品選びに注意し、日常的な湿度管理を行うことで、反りやカビ、段差などのリスクを抑え、長く快適な住まいを保つことができます。フローリングの盛り上がりは早めに対応することで、費用やトラブルを最小限に抑えられます。
■フローリングのトラブルでお困りの方は中商にご相談ください!
株式会社中商は、神奈川県秦野市を拠点に47年にわたり、注文住宅の新築工事やリフォーム・リノベーションを手掛けてきた地域密着型の工務店です。フローリングの盛り上がりや継ぎ目の突き上げなど、住宅の床に関するトラブルにも迅速に対応いたします。
軽度の浮きや隙間の補修から、施工不良や床下環境に起因する広範囲の張り替えまで、状況に応じた最適な方法をご提案。施工や製品選びに関するご相談も承り、再発を防ぐ生活環境の工夫についてもアドバイスいたします。
見積もりは無料ですので、「どの方法が自宅に適しているのか」「補修費用やタイミングはどう判断すればいいか」といった疑問や不安がある方も、まずはお気軽にご相談ください。電話やメールでも対応可能です。
住まいの快適さと安全性を守るため、フローリングのトラブルは早めの対応が重要です。経験豊富なスタッフが親身にサポートいたしますので、安心してご相談ください。
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