皆さんこんにちは。
神奈川県秦野市を拠点として、注文住宅や新築工事やリフォーム・リノベーション工事を手掛ける株式会社中商です。
戸建ての床がミシミシと鳴ると、「このまま放置しても大丈夫だろうか」「どう対処すればいいのか分からない」と不安に感じることはありませんか?床のきしみや音に悩む方は意外と多く、原因や対処法がわからず困っているケースも少なくありません。放置すると建物の構造に悪影響を及ぼす恐れもあります。
この記事では、床鳴りの原因や放置によるリスク、具体的な対策方法について詳しく解説します。戸建て住宅の床のミシミシ音に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
■床のミシミシ音の原因とは?
床から聞こえる「ミシミシ」という音は、戸建て住宅における床鳴りの代表的な症状の一つです。この音が発生する原因はさまざまで、多くの場合は木材の伸縮や床の構造上の問題が関係しています。木材は湿度や温度の変化によって膨張・収縮を繰り返すため、フローリングの床板同士や床下の根太(床板を支える骨組み)がこすれ合い、ミシミシ音が発生します。新築から数年経った住宅でも、木材の乾燥や経年劣化によって隙間ができたりたわみが生じたりすることがあります。
・床鳴りの音の種類
床鳴りには音の種類がいくつかあり、それぞれ原因や対処法が異なります。例えば、「キュッキュッ」と音がする場合は、床板の表面と下地の合板が擦れていることが多いです。一方、「ギシギシ」や「パキッ」という音は、床の構造部分である床束や根太の劣化や固定不良が原因で起こります。こうした音の違いを理解すると、どの部分に問題があるのかを見極めやすくなります。
・フローリングと床下の問題点
フローリング自体の問題だけでなく、床下の土台や根太の劣化も床鳴りの原因になります。特に湿気が多い環境では、木材が腐食しやすく、シロアリ被害の可能性もあります。床下の湿度が高いと木材が膨張して隙間がなくなる一方、乾燥が進むと収縮して隙間ができ、床板が浮いたりたわんだりして音が出やすくなります。床下の環境変化は、住宅全体の耐久性にも影響するため、定期的な点検や専門家への依頼が必要です。
・新築3年以内の床鳴り
新築の住宅でも、完成直後から床鳴りが起きるケースがあります。これは建物の木材がまだ完全に乾燥していなかったり、施工時に床材の固定が十分でなかったりすることが原因です。特に木材は季節による湿度変化に敏感で、最初の数年は伸縮が大きく、ミシミシと音が発生しやすい時期です。DIYでの応急処置もありますが、リフォーム業者に依頼して正しい工事や補修を行うことで、長期的な改善が期待できます。
■床のミシミシ音がする状況別の原因
床のミシミシ音は、住宅の場所や環境によって原因が異なることがあります。戸建て住宅に住んでいる方が特に注意したいのは、二階の床やお風呂場周りの床鳴りです。それぞれの場所で起こる床鳴りの仕組みや原因を理解することで、適切な対処がしやすくなります。
・二階の床
二階の床がきしむ場合、床下の根太や床束の強度不足、経年劣化による木材の変形が原因となることが多いです。木材が乾燥や湿気で伸縮し、床材同士や下地がずれて摩擦が起きると、歩くたびにミシミシ音が発生します。さらに、床暖房を使っている場合は熱による木材の膨張や収縮も影響しやすく、専門の補修やリフォームが必要になるケースもあります。
・お風呂の床
お風呂周りの床がミシミシ音を立てるのは、湿気の影響が大きいからです。浴室は常に水分が多く、床下に湿気がたまりやすいため、木材が腐食したりカビが発生したりして床材の劣化が進みます。水漏れがある場合は特に要注意で、放置するとシロアリ被害のリスクも高まります。こうした環境では、防水工事や床下の換気改善など専門業者によるリフォームが効果的です。
・戸建てとマンションの床鳴りの違い
戸建て住宅とマンションでは、床の構造が異なるため床鳴りの原因も違います。戸建ては木造が多く、木材の収縮や湿気の影響を受けやすいためミシミシ音が発生しやすい傾向があります。一方、マンションはコンクリートや鉄筋の床が主で、床鳴りは建材の接合部分の摩擦や設備の振動によることが多いです。戸建てに住む方は木材特有の伸縮や床下環境の管理に気をつけ、定期的に点検やメンテナンスを行うことが快適な住まいづくりにつながります。
■床鳴りを放置するリスクと危険性
床のミシミシ音を放置すると、見た目だけでなく住まいの安全性にも大きな影響を与えます。床鳴りは単なる音の問題と思われがちですが、原因を解消せずに放置すると構造部分の劣化や腐食、シロアリ被害の拡大を招く可能性があります。早めの対策で住まいの寿命を延ばすことが重要です。
・床が抜ける可能性
床鳴りの原因となる木材の劣化やたわみを放置すると、床板が浮いたり割れたりして最悪の場合、床が抜ける危険があります。特に床下の根太や床束と呼ばれる構造部材が腐食すると、建物全体の耐久性に影響し、生活に大きな支障が出る恐れがあります。安全に暮らすためにも異変を感じたら専門業者に点検を依頼しましょう。
・シロアリや腐食の進行リスク
湿気や水漏れによって床下の環境が悪化すると、シロアリ被害のリスクが高まります。シロアリは木材を食べてしまうため、床の構造部分が損傷しやすくなります。また、腐食が進むことで床の強度が低下し、ミシミシ音がますます悪化することも。早期発見と対策が、修理費用の軽減や被害拡大防止につながります。
・漏水などの床下異常に気づけない危険
床鳴りが続くときには、水漏れや排水管の不具合など床下の異常も原因として考えられます。音をきっかけにこうした問題を発見できれば、被害の拡大を防ぐことが可能です。逆に放置するとカビや腐食が進み、健康面や建物の耐久性に悪影響を及ぼす恐れがあるため、床鳴りは早めに専門家に相談することが大切です。
■床鳴りの対策と簡単修理方法
床のミシミシ音を改善するためには、原因に応じた対策が必要です。DIYでできる簡単な補修方法もありますが、状況によっては専門業者への依頼が安心です。日常生活でできる対処法や、リフォームでの本格的な解決策を知っておくことが快適な住まいを維持するポイントです。
・DIYでできる床のきしみ音対処法
軽度の床鳴りなら、床の隙間に専用の接着剤を注入して固定したり、浮いている床板を釘で補強したりする方法があります。また、床板の継ぎ目に滑りを良くするために樹脂製の滑り材を挟むことで摩擦音を軽減できるケースもあります。ただし、床暖房のある床や劣化が進んでいる場合はDIY修理は避け、専門業者に相談しましょう。
・静音マットや敷物の活用法
音の発生が軽微で構造的な問題がない場合は、静音マットや厚手のカーペットを敷くことでミシミシ音を軽減できます。これらは摩擦を減らし、床材の動きを抑える効果があります。特に子ども部屋やリビングなど、歩行頻度が高い場所での使用がおすすめです。
・ホットカーペットの注意点
床暖房やホットカーペットを使用していると、熱による木材の膨張や収縮が激しくなり、床鳴りを悪化させることがあります。使用時は室内の湿度管理をしっかり行い、過度な水拭きは避けることが重要です。場合によってはホットカーペットの使用を控え、リフォーム工事で床材の交換や補強を検討しましょう。
■専門業者に依頼するリフォームの流れと費用
床鳴りの原因が複雑な場合やDIYでの対処が難しいときは、リフォーム専門業者への依頼が安心です。プロによる調査と適切な工事で、床のきしみやミシミシ音を根本から改善できます。ここでは、依頼から工事完了までの流れと、気になる費用相場について解説します。
・専門調査と原因特定の重要性
まず業者は床鳴りの音が発生している箇所や症状を詳しく調査します。床下に潜って根太や床束の状態、湿気やシロアリ被害の有無も確認し、最適な補修方法を提案します。正確な原因特定がリフォームの成功に欠かせないため、信頼できる専門家の選択が重要です。
・主なリフォーム工事の内容
床鳴り改善のための工事は、劣化した床板や根太の交換、床下の補強、湿気対策のための換気改善など多岐にわたります。場合によっては防音マットの設置やフローリングの張り替えも行われます。工事期間は数日から1週間程度が一般的で、住宅の状態によって異なります。
・費用相場と事前の見積もり
床鳴り修理の費用は、原因の種類や範囲、工事の規模によって大きく異なります。軽微な補修なら数万円程度で済むこともありますが、床全体の張り替えや床下の大規模補強が必要な場合は数十万円以上かかるケースもあります。事前に複数の業者から見積もりを取り、工事内容と費用を十分に比較検討することが大切です。
■まとめ
床のミシミシ音は、軽視すると建物の構造に深刻なダメージを与える可能性があります。原因はさまざまで、湿気や経年劣化、施工不良などが考えられますが、放置せず早めの対策が重要です。DIYでの簡単な補修方法もありますが、状態によっては専門家による点検や修理が必要になるケースもあります。快適で安心できる住まいを維持するために、異変を感じたら早めに対応しましょう。
■床のミシミシ音でお困りなら「中商」にご相談ください!
株式会社中商は、地域密着型の「かかりつけ工務店」として47年にわたり、お客様の暮らしに寄り添いながら、水回りの交換から内外装の改修、賃貸物件の原状回復まで幅広く対応しております。
床のミシミシ音など住まいのトラブルは、早めの対処で快適な暮らしを守ることが大切です。中商では「当たり前のことを、しっかりと確実に」をモットーに、誠実な対応と丁寧な施工でご満足いただけるリフォームをご提供しております。
また、補助金を活用したリフォームサポートも行っており、最新設備を展示するショールームでは、見て・触れて・相談ができる環境を整えております。お見積もりや補助金制度のご説明もその場で可能ですので、「補助金は使えるの?」「何から始めればいい?」といった疑問もお気軽にお尋ねください。
お電話やメールはもちろん、ショールームへのご来場も大歓迎です。住まいのことでお困りの際は、まずは中商までご連絡ください。地域に根ざした工務店として、皆さまの快適な暮らしを全力でサポートいたします。
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